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とある英雄譚のようです


アプリダウンロードしている間って暇なんだよね。

しっかし、いつになったらプレイできるんだろうこれ

o川*゚ー゚)o 「ん……あれ……?」

ふわふわと浮かんでいた心が、急に自分の身体に帰って来たような、
そんな不安を僅かばかり感じながら彼女は目の前の朽ちた樹を見つめていた。

o川*゚ー゚)o 「わたし……へんなかっこう……」

一糸まとわぬ自らの姿が急に気になり、何か着るものは無いかと辺りを見回す。
荒野の中心にそんな服があるわけも無く、彼女は少し考えて唯一の布切れをその身に纏った。

o川*゚ー゚)o 「あっ」

物言わぬ屍の服を奪い取った時、風化してしまっていた骸は軽い音を立てて崩れた。

o川*゚ー゚)o 「まぁいいや」

それを気にした様子も無く、彼女は自身に不釣り合いな襤褸を着て歩く。
口ずさみ始めた歌は、先程までよりもずっとはっきりとしていた。
フレーズが無いのか、忘れてしまったのか、知らないのか。
ハミングだけの部分も多くあったが。

その言葉の意味も解らずに、ただ心の内から湧いて出て来るままに彼女は歌う。
誰もいない荒野に響く。彼女の透き通った歌声。

o川*゚ー゚)o 「ふぅ……」

ひとしきり歌った後に、彼女は朽ちた樹の元に戻って来た。
おそるおそる指先を伸ばし、その木肌に触れる。

o川*゚ー゚)o 「……?」

彼女の想像していたことは起こらず、樹は何の反応も示さない。
一か所ではなく、あちこち場所を変えて。
ぺたぺたと、樹の周囲をぐるぐると回りながら。

o川*゚ー゚)o 「あ……!」

彼女が触れ続けた老樹の枝に一つ、紅い果実がゆっくりと成長していく。
それに気づき、手を伸ばすが届かない。

o川*゚ー゚)o 「むー……」

樹を揺らそうとするも、大地に深く根を張っているのか彼女の力程度ではびくともしない。
試行錯誤をしたのち、彼女はそれをとるのを諦めた。
樹下に座り込み、その実を見つめ続ける。

o川*゚ー゚)o 「うーん……」

どれほど待っても、その実は落ちてこない。
彼女にとって短くない時間が過ぎ、それでも果実には何ら変化は無い。
時折大きな欠伸をしていた少女は、大樹にもたれたままついに眠ってしまった。、

o川*゚ー゚)o 「…………!!」

突如目を覚ました少女は、ふらふらと立ち上がった。
その瞳の端に浮かんだ大粒の涙を指先で拭う。

o川*゚ー゚)o 「なに……これ……」

指先に乗っかった滴を見つめる。
そこには、歪んだ自身の顔が移るだけで他には何もない。

o川*゚ー゚)o 「…………」

無言でそれをはらい、彼女は転がっていった果実に目をうつす。
大樹の向かいにある白の十字架の足元。
赤みがかった実に引き寄せられる思いで、少女は十字架の目の前で立ち止まった。
そこまで歩いたところで、少女の興味はすべて別のものに向けられることになる。

o川*゚ー゚)o 「っ!」

少女が感じ取ったのは、得体のしれない冷たさ。
その出所は十字架そのものではなく、その中心部にかけてある黒い宝石。

o川*゚ー゚)o 「何……?」

吸い込まれるように、少女は黒い宝石に触れた。

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